大阪道頓堀のお好み焼専門店 千房-ちぼう-



大阪道頓堀のお好み焼専門店 千房-ちぼう-

平成29年3月15日 日経MJに「Chibo's Kitchen」が掲載されました。

平成29年3月15日日経MJ 記事より

お好み焼き店「千房を展開する千房ホールディングスは、商業施設のフードコートへの出店を始める。小型のお好み焼きを販売する新業態「チボウズ キッチン」を開発。三井不動産の運営する商業施設「ららぽーと甲子園」(兵庫県西宮市)の改装に合わせ、18日に1号店を開く。既存店では十分に取り込めていない家族連れや若年層の集客を狙う。
 「ちぼっと」の名で直径8センチ程度の豚肉入りお好み焼きを販売する。ソースで味付けした「プレーン」のほか、魚介や鶏肉などをいためてチーズソースやトマトソースをかけた商品も用意する。単品価格は450円から。今川焼きの器具を改良して使い、客から店内調理の様子が見えるようにする。
 サラダやスープと組み合わせたメニューもそろえるほか、焼きそばやたこ焼き、ソフトクリームなども販売する。持ち帰りではなく、フードコート内でのセットメニューの注文を中心に据え、客単価は750円程度を見込む。
 ちぼっとの具は既存店で販売しているお好み焼きと同じものを使う。これまで焼きそばに使う小麦粉は外国産を使っていたが、チボウズキッチンでは国産にする。同店の開業に合わせ、既存のお好み焼き店でも順次、国産小麦原料の焼きそばに切り替える。
 ちぼっとは1990年に大阪府で開かれた「国際花と緑の博覧会」で、千房が販売した商品。新業態の出店に合わせ味などを見直し、大阪府内でテスト販売も実施した。型に流して焼く小さなお好み焼きは関東地方で「大阪焼き」という名で縁日の屋台を中心に親しまれており、ちぼっとはその元祖と言われている。
 千房は現在、国内でお好み焼き店を57店展開している。都市部ではインバウンド(訪日外国人)需要などが追い風となっているが、千房の店を訪れる機会の少ない若い家族連れなどの開拓が課題となっていた。店のブランドを知っている客層の高齢化も進んでいるという。
 フードコートに出店することで主婦層の昼食など新たな需要の開拓を進め、各地で多店舗展開を目指す。

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